中学入試と内申書

中学入試の合否は、試験の点数だけでは決まりません。
実は大きな役割を果たしているのが内申書です。
どのような役割があるのか紹介しましょう。
まず前提として中学入試で最も重視されるのが、試験点数であることは間違いありません。
ですが、点数だけで合否を判断しようとすると、同点の受験生や、テストの点は良いが素行の悪い受験生が出てきた場合、合否を判断できません。その時に威力を発揮するのが内申書です。
いわば内申書は点数化されることのない、意欲や態度、勤勉さといった受験生の人となりを判断するものです。

 

逆に言えば、この内申が学校にとって望ましいものでなければ、試験点数がいくら良くても、面接点数の減点といった方法により、非合格とされてしまうこともあります。
これが内申書の役割の一つです。
内申書の2つ目の役割として、受験生の伸びしろを把握することにあります。
受験の際の試験点数は、完成された教養であり、この点数が高いに越したことはありません。
しかし、学校は合格して入学してからが本当のスタートなので、完成された知識や教養だけでは見えない部分も当然にあります。
学校側が求める生徒像が、無理に入学して周りについていけずドロップアウトしていく生徒なのか、はたまた入学後も努力を重ね文武ともに成長していく生徒なのか、どちらなのかは言うまでもないでしょう。
内申書には小学校でどのような児童だったか、どのように友人や教師と関わっていたか、どんな教科や出来事に興味を示したかが、端的に書いてあります。
この内容をもとに、学校側も不幸な合格・不合格を起こさないよう、注意しているのです。